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葬儀と葬式の違いとは?それぞれの意味を解説

公開日:2022/02/15  

葬儀と葬式という言葉。同じような言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。もし、違いがあるならどのように使い分けたらよいのでしょうか。この記事では、葬儀と葬式の言葉の意味や使い分けについて説明します。

葬儀は故人の冥福を祈って死者を葬るための宗教的儀式

葬儀とは、家族や友人、知人が故人の冥福を祈って死者を葬るための「宗教的儀式」を指しています。葬儀内容は宗教や宗派によっても異なるでしょう。たとえば、仏教であるなら僧侶による読経や焼香、神道であるならば神官による祭詞や祈祷、キリスト教であるなら聖書の朗読や祈りなどが葬儀内容に含まれます。

一般的に葬儀が行われるのは通夜の翌日の昼間で、時間がおよそ1〜3時間ほどです。その後、出棺して火葬されます。多くの場合は火葬の後に、繰上げの初七日法要が行われるでしょう。

また、葬式用語の「葬儀」という言葉は「葬送儀礼」の略称であるといわれています。「葬送儀礼」とは、看取りから納棺、通夜、葬儀、告別式、火葬、納骨、四十九日までの喪に服す期間のこと。

葬儀前から葬儀後までに行う一連にわたる儀式を指しています。このことからも、葬儀という言葉は、一部の儀式だけではなく、故人の死を惜しむ「儀式全体のこと」を表しているといえるでしょう。

葬式は葬儀と告別式を合わせた言葉

では、葬式という言葉はどういう意味があるのでしょうか。実は、葬式という言葉は、「葬儀と告別式とを合わせた言葉」として使われています。

本来、葬儀と告別式は別々のものなので、行う時期にも違いがありました。しかし、現在では葬儀と告別式を同じ日に合わせて行っていることが多いでしょう。そして、その二つの儀式を総称して「葬式」と呼ばれています。

葬儀とは、宗教的な儀式全体のことに対し告別式とは、故人と親交があった人たちがお別れするための社会的な別れの儀式のことです。血縁や付き合いの浅い・深いにかかわらず、大勢の人たちが集まることができるでしょう。

このように告別式には、宗教的な儀式をまったく含まれていません。もともとは、遺骨を墓地に埋葬するために行う儀式として知られていたようです。このように、葬儀と告別式はまったく違います。

しかし、時代の流れによってそれぞれの在り方が徐々に変化してきました。「葬儀・告別式」と書かれたものを見たことがありませんか。最近では、葬儀の後に告別式を行うというのが一般的なケースになりつつあります。

同じ日に行うようになった理由としては、埋葬方法が変わったことが関係しているようです。以前は土葬だった埋葬が火葬に変わって、参列者が墓地に出向く機会はほぼなくなりました。そのため、墓地に出向いてお別れを告げていた形から、お焼香して出棺まで見送るという形式が一般的になったと考えられています。

また、葬儀と告別式を一体化して行うケースも見られています。葬儀と告別式を同じ日にする、あるいは葬儀と告別式を一体化するケースの増加もあり、この二つの境界線はますます曖昧なものになっているでしょう。

あえて、葬儀と告別式の境目を区別するのであれば、詩経が始まって、遺族と親族が焼香するところまでが葬儀です。その後に一般の参列者が焼香するところからは、告別式と考えられるでしょう。

しかしながら、実際の葬儀の場合には、このような区切りを意識することはありません。「葬式」という言葉が広く定着して使われるようになったのも、葬儀と告別式の境目があやふやになったことが大きいといえるでしょう。

葬儀と葬式の使い分けに明確なルールはない

辞書によると葬儀には「死者を葬る儀式・儀礼・葬式」という意味があります。また、葬式には「死者を葬る儀式・弔い・葬儀」という意味があるようです

このように、葬儀と葬式には似たような意味合いがあり、お互いが類義語の関係であることから、言葉の意味としては、ほぼ同じであるといえるでしょう。そのため、この二つの言葉を明確に使い分けることはできません。

ただし、葬儀というものは本来の意味としては、近親者のみが集まって行う儀式であり、個人を惜しむ儀式全体として使うこともあります。しかし、葬式という言葉は以前、ありませんでした。時代の流れと共に葬儀と告別式を合わせたものとして使われるようになった言葉です。

明確なルールはありませんが、それぞれの言葉の成り立ちを知っておくなら、より知識が深まるでしょう。

 

葬儀とは、家族や友人、知人が故人の冥福を祈って死者を葬るための「宗教的儀式」です。一方、葬式は「葬儀と告別式とを合わせた言葉」として知られています。

告別式とは、故人と親交があった人たちがお別れするための社会的な別れの儀式のこと。葬儀と葬式の使い分けの明確なルールはありませんが、本来の意味や成り立ちがまったく違います。

そのことを覚えておけば、より注意深く言葉を用いることができるでしょう。

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