いい葬儀社の選び方とは?失敗しないために押さえておきたいポイント
葬儀は故人を送り出すための重要な儀式です。失敗・後悔しないよう信頼できる葬儀社を選べるのがベストですが、特に葬儀を行うのが初めての人は、どこに注目して葬儀社を選べばよいのか分からないという人も多いでしょう。今回は、いい葬儀社の選び方や葬儀社を選ぶタイミング、注意点などを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
信頼できる葬儀社の選び方とは
葬儀社選びの際は、失敗しないためのポイントを押さえて慎重に検討することが重要です。
特に家族が突然の事故や病気で亡くなった場合には、大きな悲しみが残るなかでも迅速に葬儀社を決めなければなりません。説明・見積もりで出向く前に選び方のポイントを頭に入れておき、後悔のない選択をしましょう。信頼できる葬儀社を選ぶ際のポイントは、以下の4つです。
葬儀費用の詳細が明確になっているかどうか
葬儀費用は葬儀の規模によっても異なりますが、ある程度まとまったお金が必要です。
見積もり提示の際はパッケージ金額のみでなく、どの項目にいくら必要となるのかといった詳細を明確にした説明があるかどうかをチェックしましょう。
スタッフの対応が丁寧かどうか
葬儀社のスタッフと関わるのは家族の不幸があったときです。
スタッフが高圧的な態度では、打ち合わせや式当日を気持ちよく迎えられないでしょう。遺族の気持ちに寄り添って丁寧な対応してくれるスタッフがいる葬儀社を選ぶことで、安心して故人を見送れます。
契約を急かさないかどうか
葬儀社によっては、見積もりの説明の際に「この場で契約を決めれば割引が適用される」といったように、できる限り早く契約を決めようとするケースもあります。
ほかの葬儀社で見積もりを取って、比較する隙を与えないようなやり方は信頼できるとはいえないため、割引を理由に契約を迫られた場合には慎重に判断してください。
葬祭ディレクターがいるかどうか
葬祭ディレクターとは、葬儀社で働くスタッフとして高い知識・スキルを備えることを証明する資格です。
葬儀社で働く際に必須の資格でありませんが、葬祭ディレクターが在籍する葬儀社を選択することで、安心して葬儀プラン作成を任せるでしょう。
葬儀社を選ぶベストタイミング
葬儀社を選ぶベストなタイミングについて解説します。
可能であれば半年前から選び始めるのがベスト
病気で医師から余命宣告を受けている場合などは、生前の半年前に葬儀社を選んでおくのがベストです。
生前であれば本人の希望も取り入れて葬儀社を選択できるため、遺族が打ち合わせ時に迷うことも少なくなるでしょう。また、多くの葬儀社では、生前の予約に割引を適用しているのもメリットのひとつです。
突然の事故や病気で亡くなったしまった場合
家族に突然不幸が訪れた場合は、安置場所に搬送される前後で葬儀社を決定する必要があります。
病院では遺体を置いておくことが難しいため、死亡確認が済んだらすぐに葬儀社を探さなければなりません。
病院によっては提携している葬儀社を紹介してもらえるケースもありますが、予算よりも高額になってしまったり、希望する葬儀プランを取り扱っていなかったりする恐れもあるでしょう。自身で葬儀社を探したい場合には、まずは安置場所への搬送のみを依頼するのがおすすめです。
葬儀社を選ぶために知っておきたい注意点
葬儀社はそれぞれで特徴や得意とする葬儀形態、プランなどが異なります。
葬儀社選びの前に希望する葬儀や宗派などを明確にしておかなければ、葬儀社選びに失敗してしまう恐れもあるでしょう。以下では、葬儀社を選ぶために知っておきたい注意点について詳しく解説します。
葬儀の規模について検討する
「親族のみで小規模な家族葬を行いたい」「お世話になった友人や会社の同僚を呼んで個人を見送ってほしい」など、葬儀の規模は人によってさまざまです。
葬儀社には家族葬専用の小規模な会社もあれば、多くの人が集まる大規模な葬儀を得意としている会社もあります。まずは参列者の大まかな人数を把握することで、理想に合った葬儀社を選択しましょう。
宗派を確認する
無宗教葬も含め、宗派を確認しておくことも重要です。
菩提寺があればその宗派をチェックしてください。
予算を決めておく
喪主を何度も経験する人はあまり多くないため、そもそも葬儀にかかる費用相場が分からないという人もいるでしょう。
葬儀の規模や予算は地域によっても特色が異なるため、事前に下調べをしておくことで、大まかな予算を決めておくことがポイントです。
まとめ
今回は、いい葬儀社の選び方や葬儀社を選ぶタイミング、葬儀社を選ぶために把握しておくべき注意点などを詳しく解説しました。葬儀社を選ぶ際は、費用の明細の説明があるかどうかやスタッフの対応が丁寧かどうかなどに注目して、信頼して葬儀を任せられる会社を選択することが重要です。また、可能であれば生前の半年前に葬儀社を決めるのがベストですが、突然の不幸が起きた場合には、安置場所への搬送のみ済ませておいて葬儀社探しを進めるのもひとつの手です。また、葬儀社選びを始める前に葬儀の規模や参列者数、宗派や予算について明確にしておくことで、スムーズに葬儀社を選択できるでしょう。葬儀社探しを始めようと考えている人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。