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家族葬のメリット・デメリットとトラブルの回避方法を解説

公開日:2024/07/15   最終更新日:2024/07/16

葬儀

近年、家族葬を行って故人を弔うことが増えています。家族葬であれば、ほかの葬儀方法と比較して比較的手間もお金もかけずに済みます。本記事では、家族葬のメリットやデメリット、そして起きやすいトラブルについて解説をします。本記事の内容を、いざというときの知識として役立ててください。

家族葬のメリット

家族葬のメリットは多岐にわたります。順番に見てみましょう。

事前準備が簡略化される

まず、家族葬では事前の準備が比較的簡略化されます。一般的な葬儀と異なり、親しい間柄の方々だけが集まるため、香典のやり取りや複雑な受け付け手続きなどが省かれやすいです。このことで、家族は気兼ねなく最愛の人との最後の時間を過ごすことができます。また、訃報の伝え方も簡素化され、急な連絡や大勢への連絡の必要性が減少します。

当日の負担軽減

その上、家族葬では参列者の数が少なくなるため、当日の負担が軽減されます。大規模な葬儀では受付や会計、会葬者への挨拶に多くの手間が必要です。しかし、家族葬ではそれらが簡素化されるため、ご家族は故人との貴重な時間をじっくりと過ごすことができます。

自由な葬儀が可能

さらに、形式にとらわれない自由な葬儀が可能です。故人の趣味や好みを反映させたり、親しい人たちと共に思い出を語り合ったりすることができます。これにより、故人を偲ぶ場としての意味を深められます。

費用面の負担も少ない

費用面でも家族葬はメリットがあります。参列者が少ないため、返礼品や接待費などの「おもてなし費用」を抑えることができるほか、葬儀全体の時間も短縮される場合があります。ただし、香典の額が少なくなることが多いため、その点には留意しましょう。

家族葬のデメリット

家族葬にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットがあります。

参加者の選別が難しい

まず一つ目は、参列者の選別が難しいという点です。家族葬は限られた人数で行われるため、誰を招待するかを決めることが難しい場合があります。特に親しい人々の中から限られた人数を選ぶ際には、感情的な理由や対人関係の複雑さが影響するでしょう。

故人が生前にどの人と特に深い縁があったかを考えながら、選別を行う必要があります。また、選ばれなかった人が後々不快感を示す可能性もあり、それがトラブルにつながる可能性も考慮すべきです。

葬儀後の対応が増える

二つ目のデメリットとして、葬儀後の対応が増えることがあげられます。家族葬であっても、遺品の整理や相続手続きなどの後始末は避けられません。また、参列できなかった方々への弔問の対応も必要です。

特に、弔問の辞退についても遺族が適切に対応しなければならない場合があります。これらの対応は精神的な負担につながりやすく、時間的な負担も大きくなることがあります。

香典額が少なくなる

さらに、家族葬の場合、参列者が少ないために香典の受け取り額が少なくなるでしょう。また、少人数のために葬儀費用を削減できる場合もありますが、その一方で葬儀全体の費用を家族だけで負担しなければいけないという側面があります。

礼儀を欠いている感じる人もいる

最後に、家族葬は親しい人たちと静かに故人を偲む良い機会である一方で、社会的な意味や公的な礼儀を欠いていると感じる人もいるかもしれません。大規模な一般葬では、多くの人々が集まり、故人を偲む共同の場としての意味合いが強いです。しかし、家族葬ではその点が弱まるという考え方の人も中にはいるのです。

家族葬を行う際に起きやすいトラブルと回避方法

家族葬を考える際には、いくつかの注意点があります。これらを事前に理解し、トラブルを避けるための対策を講じましょう。

葬儀案内に関する苦情

まず、葬儀の案内が不十分であったことによる苦情です。一般的な葬儀とは異なり、家族葬では参列者を限定することがあります。そのため「故人を偲びたい」という気持ちから来る参列希望者に対して、きちんとした説明や事前の通知が重要です。

また、参列を辞退する理由を「故人の意向による家族葬の形式」と明確に伝えることで、不快感や誤解を避けることができます。

想定外の来訪

家族葬では事前に参列者を把握しやすいため、弔問辞退の連絡が行き届かない場合に想定外の来訪があるかもしれません。これを防ぐためには、訃報の伝え方に気を配る必要があります。特に参列者以外への訃報伝達は慎重に行い「家族葬のため弔問を辞退する旨」を明確に伝えることが大切です。

葬儀内容に関する苦言

葬儀の内容に対する、親族からの苦言が問題になることがあります。葬儀の進行や内容については、喪主が最終的な判断を下しますが、親族間での意見の相違がトラブルの種になることがあります。

事前に主要な親族との間で十分なコミュニケーションを取り、葬儀の進行や形式についての理解を深めておくことが重要です。また「故人の希望である家族葬」ということを明確に伝えることで、理解を得られる場合があります。

弔問客の対応が負担になる

最後に、葬儀後に頻繁な弔問客が訪れることが、家族にとっての負担となるケースもあります。家族葬では参列者を限定することから、多くの友人や知人が後日弔問に訪れることが予想されます。家族の負担が大きくなる場合は、事前に余裕を持ったスケジュール調整や、弔問を辞退する意向を訃報に明記するなどの対策が有効です。

まとめ

家族葬は、事前準備の簡略化や当日の負担軽減、自由な葬儀の実現が可能な点で多くのメリットがあります。しかし、参加者の選別の難しさや葬儀後の対応増加、香典の少なさといったデメリットも考慮する必要があります。

これらのトラブルを回避するためには、葬儀案内の丁寧な説明や想定外の来訪への対応、葬儀内容の事前調整、そして余裕を持った対応計画が重要です。

 

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