葬儀に適した髪型やメイクやネイルについて紹介
葬儀では慎み深い印象が求められます。適切な髪型、メイク、ネイルは故人への最後の敬意であり、控えめで清潔感のあるスタイルにするべきです。喪服に合ったシンプルなアレンジや淡いメイクが優雅さを引き立てます。思いやりと敬意を忘れず、悲しみに包まれた場での最後の別れにふさわしい装いを心がけましょう。
葬儀に適した髪型
葬儀にふさわしい髪型は、シンプルで清潔感があり、慎み深い印象を与えることが大切です。通夜や葬儀に参列する際、まとめ髪が基本となります。
ローポニーやシニヨン、簡単なアップヘアなど、後ろでまとめるスタイルが望ましいです。ただし、髪を高い位置でまとめると慶事向けのヘアスタイルになるため、注意が必要です。
ロングヘアの場合は、耳よりも低い位置、うなじの高さで髪をまとめましょう。また、前髪は顔にかからないようにすることが基本です。
とくに焼香や前傾姿勢での参列時に、前髪が邪魔にならないよう、ヘアピンなどを使ってしっかりまとめましょう。アクセサリーは個性を抑え、控えめにする必要があります。
ゴム、ヘアピン、パレッタ、シュシュ、ローポニー、シニヨンなどのヘアアクセサリーはマナー違反ではありませんが、全体的に黒一色に統一することが基本です。思いやりと敬意をもって、適切な髪型で最後のお別れに臨みましょう。
急な訃報に対する髪色の対応策
突然の訃報があった場合に、明るい髪色や派手な髪色に対処するための方法を紹介します。まず、ウィッグの活用が挙げられます。
最近では、通販で簡単に入手でき、翌日には届くことも多いです。暗い髪色のウィッグを選び、臨時の対応が可能です。
次に、カラースプレーも考えられますが、髪へのダメージや雨天時の色落ち、喪服の汚損が懸念されるためあまりおすすめできません。ほかには、インナーカラーや一部分の派手なカラーを髪のアレンジで隠す手段もあります。
自分でアレンジをおこなうことが難しい場合には、美容院でセットしてもらうと間違いがないでしょう。
葬儀に適したメイク
通夜や葬儀に参列する際、メイクは控えめで品のある印象が求められます。まず、ベースメイクは厚塗りを避け、自然な仕上がりに心がけましょう。
アイシャドウはブラウン系の地味な色合いを選び、目元を控えめに引き締めます。目の下には過度なラインを引かず、柔らかな印象を保ちます。
チークはピンクやオレンジ系の淡い色味を選択し、薄くふんわりと頬にのせます。過度な色使いは避け、肌に優しく溶け込むよう心がけましょう。
リップも濃い色は避け、ピンクやベージュ系の自然な色調を選んで唇を整えます。控えめながらも清潔感があり、敬意を表す印象的な仕上がりとなります。
グロスは光沢が強いものを避け、シンプルな質感のものを選ぶことが大切です。光り輝く仕上がりよりも、控えめな印象が葬儀の場にふさわしいとされます。
ノーメイクはNG?
派手なメイクだけでなく、全くメイクをしないことも避けましょう。どんな状況でも最低限の身だしなみが求められます。
葬儀や通夜においても、清潔感を保ちつつ控えめなメイクは敬意を表す一環となります。ノーメイクは場にそぐわないため、適切なメイクで慎み深く臨みましょう。
葬儀に適したネイル
急な葬儀への参列が決まったとき、ネイルのオフに悩むことがあるかもしれません。マナーを理解し、慎重に選ぶことが重要です。
葬儀においては、ネイルを控えることが一般的ですが、近年ではネイルをしている方も増えています。そのため、適切な配慮が求められます。
肌なじみの良いベージュや薄ピンク、クリアなどの控えめなカラーは許容範囲内とされています。明るすぎず、派手すぎない色調が好ましいです。
また、故人との関係性も考慮し、無理にネイルをオフする必要はありませんが、配慮が必要です。一般的なマナーに従い、参列者や遺族に不快な思いをさせないよう心がけましょう。
ネイルをオフしない場合は隠す工夫を
急な訃報でネイルをオフする時間がない、ネイルサロンに行ったばかりという時には対処法を考えることが重要です。マニキュアなら自分でオフできますが、ジェルネイルやスカルプネイルは自分でオフすることが難しいため、無理をせずに慎重な対応が必要です。
まず、ネイルをオフせずに隠す方法として、黒い手袋が有効です。シルクの無地シースルータイプが一般的で、控えめでフォーマルな印象を与えます。
焼香の際に手袋を外すのがマナーですが、背中側にいる参列者から手元が見えにくいため、ネイルが気になりにくいです。また、宗教によっては手袋を取らなくてもよい場合もあります。
ほかには、専用のシールを使い、ネイルを見えなくする方法も効果的です。冠婚葬祭向けに開発されたネイルシールもあり、急な葬儀にも対応できます。
ネイルを楽しむ人は、予めカバー用のネイルシールを1セット用意しておくことがおすすめです。ネイルを隠す工夫を凝らし、敬意をもって葬儀に臨むことが大切です。
まとめ
故人への最後の別れにふさわしい髪型、メイク、ネイルの選び方について紹介しました。慎み深く清潔感あるスタイルが重要であり、髪型はシンプルでメイクはナチュラル、ネイルは控えめな色合いが好まれます。
常に配慮と敬意を忘れず、急な場面にも対応できるよう心得ておくことが大切です。葬儀の場でのマナーや身だしなみに気を付け、故人との最後の出会いにふさわしい姿勢を大切にしましょう。
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引用元:https://saihokaku.jp/
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