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終活はいつから始めるべき?タイミングやメリットを解説

公開日:2022/06/15  


近年、人生の最期を迎える日にむけて、終活をする人が増えています。自分の身の回りのことを決めておくと、家族や周りの人の負担を減らせるからです。残りの人生の心配事を減らして、楽しく過ごすためにも役立ちます。一方で、終活のタイミングや何をすればいいのかわからないという人も多いでしょう。今回は終活について詳しくご紹介します。

終活とは?終活をするメリットは?

終活とは人生の最期を迎えるにあたっての準備をすることです。自分の死後のことや、生きている間にどうしてほしいのかを決めます。家族や周りの人に共有するために、エンディングノートの作成がおすすめです。

具体的に決めておくことは、自分の死後の葬儀やお墓の準備、財産の相続についてです。また、自分のプロフィールや交友関係、預貯金口座、加入している保険について書いておくと良いでしょう。

さらに、スマートフォンやパソコンにある情報を整理しておくデジタル終活も忘れてはいけません。不要なデータは削除し、必要なデータは分かるようにしておきます。締結している契約のログインパスワードやクレジットカードの情報も整理するか、分かるようにしておきましょう。

ここまでは、自分の死後、周りの負担を減らすためにしておく項目をご紹介しましたが、生きている間に起こる、万が一の時のことも決めておきましょう。介護のことや病気の告知、延命処置などについてです。家族や周りの人に自分の考えを伝えておくことで、希望通りの選択をしてもらいやすくなります。残りの人生がより豊かなものにできるでしょう。

また、身の回りの整理は重要な終活のひとつです。あまりにも物が多いと、残された家族で整理することができず業者に依頼することになります。亡くなった人の物を捨てるのは精神面においてもつらいことです。元気なうちに自分で断捨離をしましょう。

終活とは生前のことと死後のこと、どちらもできる限りの準備をしておく活動です。家族や周りの人への負担を減らせます。自分で抱えなければならない心配事も減らせることが大きなメリットと言えるでしょう。エンディングノートを活用して、少しずつ残りの人生に向き合ってみてはいかがでしょうか。

終活を始めるタイミング

終活を始めるタイミングは人それぞれ違いますが、退職や還暦など人生の大きな節目を迎えた時に行動する人が多いです。これまで、子育てや仕事で忙しい日々を送っていた人も少し落ち着いたタイミングでセカンドライフについて考え始めることでしょう。

また、病気などで余命を宣告された時にも考えるきっかけとなります。介護が必要になることや、最期を迎える日は誰にでも訪れます。そのため、家族や周囲の人とお互いに助け合うことは必要です。しかし、元気なうちに終活をしておくことで大きく負担を減らせます。自分の環境が変化していくように、家族や周囲の状況も変わっていきます。

子どもには家族が増え、自分たちのことで忙しくなります。周囲の人も年齢とともに、活発に行動することが難しくなってくるケースもあります。終活には体力も必要ですし、さまざまな事柄を判断する必要があるため気力がいります。終活について気になった段階で、早めに始めるのが良いでしょう。

終活では主に何をする?

家族や周りの人、自分にとってもメリットが大きい終活ですが、具体的にはどのようなことをするのでしょうか。ここでは詳しくご紹介します。

■医療について

病気が見つかった時に、病名や余命を宣告してほしいかどうかを伝えておきます。もし、残りわずかな命なのであれば、病院ではなく自宅やホスピスを利用して穏やかに最期を迎えたいと考える人も多いです。

また、延命処置が必要になったときにも、どうしたいのかを決めておくと良いでしょう。さまざまな選択肢があるだけに、もしもの時に、どのように対応してもらいたいかを伝えておきましょう。

■介護について

最近では、介護制度の充実により、選択肢がたくさんあります。介護が必要になったときや認知症になった場合にはどのような制度や施設を利用したいかを伝えておくと、家族が判断する時に役立ちます。

■葬儀の準備

葬儀の日は突然訪れます。故人の死を悲しむ間もなくとり行われるので、生前にどのような葬儀を希望しているのか明確にしておくことが必要です。当日の準備については自分でとり行うわけにはいかないため、できるところまでは段取りをしておくと家族の負担を減らせます。一度、葬儀の相談に足を運んでみるのもよいかもしれません。

■相続について

財産については、現金はもちろん不動産や株式など多岐にわたります。お金に詳しいファイナンシャルプランナーに相談をして、相続する際に複雑な手続きが不要になるようにシンプルに整理しておくとよいでしょう。また、相続税についても考えておく必要があります。

 

終活は気になったときに行動し始めるとよいでしょう。退職や還暦などの大きな節目がきっかけに始める人も多いです。生前の介護や医療のこと、死後の葬儀や相続、お墓のことについて自分で準備をしておくことで、家族や周りの人の負担を減らせます。自分の残りの人生を安心して過ごせるようにもなるでしょう。

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斎奉閣(さいほうかく)の画像 引用元:https://saihokaku.jp/

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