葬式で気をつけたい髪色のマナーとは?派手な髪色はNG?
葬式に参列する際「この髪色で大丈夫かな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。実は、葬儀では髪色もマナーのひとつとされています。黒や落ち着いた色が一般的ですが、派手な髪色でも絶対にNGというわけではありません。本記事では、葬式での髪色に関する基本的な考え方や髪色以外にも気をつけたいポイントを解説します。
葬式に明るい髪色はOK?派手髪でも大丈夫なのか
葬式に明るい髪色や派手なヘアカラーで参列してもいいのか、不安に感じる方も多いでしょう。昔ながらの常識では「黒髪」が基本とされてきましたが、現代ではその考え方にも変化が見られます。以下では、明るい髪色や派手髪は葬式ではだめなのかどうか、現代の葬式の考え方から紹介します。
今の時代、髪色を気にしすぎる必要はない
多様性が尊重される現代では、葬式に参列する方の髪色が金髪や紫などでも、気にする方は少なくなってきました。年配の方でも明るい髪色を楽しんでいる方は多く、若い世代に限った話ではありません。もちろん場にふさわしい振る舞いは必要ですが、髪色だけで不快に思われることは少なくなっています。
自分が堂々と参列できるのであれば、無理に染め直す必要はありません。
気になるなら簡易的に暗くする方法もある
「やっぱり目立ちたくない」「周囲の目が気になる」という場合は、一時的に暗い髪色にする方法もあります。市販されている1日だけブラックやダークブラウンにできるスプレーは、手軽でおすすめです。
ただし、ムラがあると目立ってしまうため、誰かに手伝ってもらって丁寧に仕上げるのがポイントです。
葬式では髪色より清潔感が大切!手入れの行き届いた髪が好印象
今では髪色が明るくても、葬式に参列すること自体は問題とされにくくなっています。しかし、どんな髪色であっても「清潔感がない」「ボサボサ」「伸びっぱなし」では、葬儀の場にふさわしくない印象を与えてしまいます。以下では、髪色以上に大切な「髪の手入れ」のポイントについて解説します。
大切なのは髪色よりも整った見た目
髪色が明るくても、綺麗に染められていて、ツヤやまとまりがあれば周囲の印象は悪くありません。逆に、根元と毛先の色がくっきり分かれていたり、傷んでパサついていたりすると「だらしない」「清潔感がない」と思われることもあります。
葬式という場では、服装と同じく髪の手入れもマナーのひとつです。きちんと整えておきましょう。
白髪のケアも印象を左右するポイント
年齢を重ねて白髪が目立ち始めた場合も、放置せずに手入れをすることが求められます。全体が均一に白くなっていれば自然で清潔感がありますが、中途半端に白髪が混ざった状態では、老けて見えたり疲れた印象を与えてしまうことも少なくありません。
白髪染めや白髪用のカラートリートメント、チップタイプの白髪隠しを使って整えることで、よりきちんとした印象になります。
葬式では髪色より髪型に注意!気をつけたいNGポイント
髪型によって相手に与える印象は大きく変わります。ここでは、髪色よりも気をつけたい髪型のNGポイントを紹介します。
目にかかる前髪は避けよう
前髪が目にかかっていると、暗く不健康な印象を与えることがあります。とくに葬式という場では、顔がはっきり見えることで「誠実さ」や「丁寧さ」が伝わりやすくなります。
前髪が長くて邪魔に感じる場合は、ピンで留めたり横に流したりするなど、清潔感のあるスタイルに整えることが大切です。
ロングヘアはきちんとまとめる
長い髪をそのまま下ろしていると、だらしない印象を与える場合があります。とくに黒い服と重なって髪が広がって見えると、全体的に重く見えがちです。
ロングヘアの場合は、ひとつに束ねる、シンプルなお団子にするなど、スッキリまとめて参列するのがマナーです。ゴムやピンは黒や茶色など控えめな色を選びましょう。
寝ぐせはしっかり直す
寝ぐせを直さずそのまま参列すると、身だしなみに無頓着な印象を与えてしまいます。葬式は故人に敬意を表す場でもあり、清潔感のある見た目は最低限のマナーです。
少し整えるだけでも印象は大きく変わります。出かける前に鏡で確認し、水やワックスなどで軽く整えておくようにしましょう。
派手な髪飾りは控える
キラキラしたヘアアクセサリーやカラフルな髪飾りは、葬式の場には不向きです。たとえ髪をまとめる目的であっても、目立つデザインは避けるべきです。
黒やダークブラウンのシンプルなゴムやピン、地味なヘアクリップなど、目立たないアイテムで髪をまとめましょう。華やかさよりも控えめさが求められます。
帽子は式場で外すのがマナー
葬式の場では、基本的に室内で帽子をかぶったままにするのはマナー違反とされています。髪型を隠したい気持ちがあっても、帽子は式場に入る前に外すようにしましょう。とくにカジュアルなキャップやファッション性の高い帽子は避けるべきです。
まとめ
葬式において、明るい髪色や派手なヘアカラーでも、現代では過度に気にする必要はありません。大切なのは「清潔感があり手入れが行き届いた髪であること」です。髪色よりも、前髪が目にかかっていないか、ロングヘアはきちんとまとめられているか、寝ぐせがないかなど、髪型の整え方が印象を大きく左右します。派手な髪飾りや帽子の扱いにも注意し、場にふさわしい控えめなスタイルを心がけることが、葬式でのマナーとして求められます。髪色にとらわれすぎず、清潔で落ち着いた印象を大切にしましょう。
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引用元:https://saihokaku.jp/
斎奉閣(さいほうかく)は、三重県内に23の会館を展開し、近隣の会館を安心してご利用いただける体制を整えています。50名以上の厚生労働省認定の葬儀ディレクターや三重県初の上級グリーフケア士が在籍し、質の高い葬儀サービスをご提供しています。初めての葬儀で不安な方も、親身にサポートしてくれるのでまずは相談してみてはいかがでしょうか。